お見合いに挑戦(前編)
婚活を始めて早数年
友達や知人、会社の取引先など紹介いただけそうな人には一通り声をかけてきたけれど、なかなか実らない現実にそろそろ限界を感じてきていた(紹介してくださった方々には、都度申し訳ない気持ちでいっぱい💦)
「いよいよお見合いをする時だろうか…」
正直気は進まないけれど、他に策が残されていないならつべこべ言わずやってみたらどうでしょう??
と自分に言い聞かせて、親の紹介を受けてみることに 「田舎のこの街で誰かいい人がいるんだろうか…」 という不安と少しの期待を胸に仲介人の方のお宅へ
私「はじめまし…て……」
出迎えてくれたのは80を過ぎるおじいちゃん
てっきり世代の方が仲介してくださると勝手に思っていたからおじいちゃんが出てきたことに拍子抜けしてしまった
(あぁ、もうダメだ。期待できない😭)
帰りたい気持ちを抑えて意気消沈と席に着く
早速おじいちゃんが持ち出してきたのは、身上書※1 なるファイル(?‼?!……何、身上書って‼‼‼ ウソでしょ…)
年季の入ったそのファイルには手書きの身上書がびっしりと保管されていた これまでどれだけ多くの仲人をされてきたのかが伺える! 頼もしくもあるけれど、初めてお見合いに挑戦した私にはその「身上書」が衝撃的すぎて戦意喪失
しかし隣にはママがいる
恥をかかすわけにはいかないし、何より私以上にやる気だし…
いろんな葛藤の末、諦めておじいちゃんの紹介を受けることにしたのです
(後編へ)
※1 身上書とは、縁談(お見合い)の時に取り交わす書類で履歴書のようなもの。釣書ともいうそうです。名前や年齢、学歴、職歴、家族構成等のほか性格や趣味などを書きます